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【音楽を仕事にしたい中高生へ】音楽関係の進路・仕事を紹介(必要な能力・将来性)

【音楽を仕事にしたい中高生へ】音楽関係の進路・仕事を紹介(必要な能力・将来性) 一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
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皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。

現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。

 

今日は「音楽を仕事にしたい中学生・高校生へ」という話をします。

長い休みの期間は進路を考える機会となることと思います。中学校3年生・高校2年生の夏は特に進路を真剣に考え始める時期ですね。そんな風に進路を考える中で「自分の得意なこと・自分の好きなことは何か」と考えることがあると思います。

音楽の部活をしている人・習い事をしている人は「音楽を仕事にしてはどうか」と考える人もいるかもしれません。身近に音楽を仕事としている人、それは音楽の教員また音楽のピアノ・バイオリンなどの先生だと思います。そういった「音楽を生業している人になりたいな」と考える人もいるかもしれません。

 

この記事は、次のようなことを知りたい方に是非ご覧頂きたい内容です。

▶音楽で生活をしたい仕事にしたいという方。
▶「音楽にどのような仕事があるのか、どういった道筋でそれを目指すのか知りたい方

1つのヒントとしてお聞き下さい。

 

この動画の他には

趣味を仕事にしたらどうなる?【音楽教員の場合】
『音楽を趣味にするか仕事にするかでまるで違う』と言っている動画があります。お金を払うのかもらうのか、音楽で戦うのか戦わないのか、そして音楽が楽しいのか。趣味か仕事によって音楽の考え方見え方が全然違ってくるという動画です。

 

音楽高校・音楽大学を志望する生徒の進路指導で大切なこと」「【音楽教員が紹介】高校の音楽科(音楽高校)はどんなところ?」という動画も上げています。

 

 

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音楽を仕事にするために身に付けるべき能力とは?

音楽のジャンルや立場、関わり方によって、身につける力・身につけなければいけない力が全然違ってきます。「音楽を仕事にする」と一口で言っても、様々な方法、様々な技術・能力があるのです。

教員を目指す場合

西洋音楽が必須です。それから大学入試のための、また教員採用試験のための基礎的な学力も必須です。
今は和楽器や民族音楽といった西洋音楽ではないことに関しても知識を持っていなければいけないですし、合唱など自分のジャンルではない部分も知っていなければいけません。

 

ポピュラー音楽の世界を目指す場合

私は芸能事務所に4年務めていましたけれども、持つべき力がまったく違います。正直に言うと西洋音楽の力はほとんど役に立たなかったと言えます。

ポピュラー音楽で進みたい場合は、例えば楽器やコードについて、またライブやアーティストそういったことについて知っていなければいけません。作る力、それを売り込む力、こういったものも必要になってきます。

 

 

演奏家を目指す場合

秀でた技術は絶対ですしそれ以外にも知識や技能。そして人脈(上下横の広がりの人脈)も必要ですし、コンクールや入賞などといったそういった実績も必要になってくるかもしれません。

このように目指すジャンル、職業、立場、関わり方によって、全く違う力をつけなければいけないと思います。

 

(共通すること)音楽を仕事にするために必要な力

全てのジャンルに共通することは、とにかくたくさん聴いたりたくさん練習をすること。そして私の立場から言うと著作権に関しては是非知っておくといいと思います。

 

 

身につけるべき力は何なのか、自分が目指す進路、その必要な力をまず見極めるところから始めてみましょう。

 

 

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音楽関係の仕事の未来を考える

どんな音楽に関わる仕事があるか。これは様々なジャンルありますけれども、私がここで言いたいのは「今と未来の違い」についてです。

 

教員の仕事

西洋音楽が今は必須です。きっとしばらく変わらないかもしれません。つまり長唄や三味線を生まれた時からずーっとやっていても、ピアノが弾けなければ今の試験内容的には教員にはなれないのです。これがいまの音楽科教員の場合です。

 

【今こそ教員を目指そう!】魅力は採用数・安定性・GIGAスクール構想」で話していますが、今・未来を考えると教員の仕事は魅力があると私は思います。

 

今を見据えながら未来を少し考えてみると、

 

未来のライブの配信を考えると?

今後大きな会場ライブやコンサートをやるのは難しくなってくるかもしれないとなった時に、生まれる仕事/なくなる仕事があると思います。もしコンサート大きな会場でできたとして+ライブ配信をするとなると、あらゆる技術・知識も必要になってきます。

そこで初めて新しく音楽に関わる職業というのが出てくるでしょう。

 

未来の作詞・作曲を考えると?

また未来の作詞や作曲はどうなっているでしょうか。AI が作詞や作曲をする、これから出てくるかもしれませんしもう出てきてるかもしれません。そうなった時に生身の人間ができることは何なのか。ここでも、なくなる仕事/生み出される仕事がまた違ってくるでしょう。

 

YouTubeなど技術

それから音楽を仕事にするという意味では、こういったYouTubeといった技術革新も1つ仕事を大きく変えてくると思います。

音楽の仕事は一体どうなっていくのか。
今を見ながらそして未来も同時に見せながら、音楽の仕事どのようなものが生まれてきてどのようなものは失くなっていくのかを考えてみましょう。

 

【教員こそ考えてほしい】キャリアパスポートとは?」で解説しているとおり、目標を決めてそれに進むだけがキャリアパスとは限りません。私は偶然が積み重なって今の仕事をしています。

 

 

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好きな音楽を仕事にするか?趣味にするか?

「音楽が好きという気持ち」それが将来なりたい、仕事にしたいという大きな源になるのは事実です。しかし「好きだけでなれるわけではない」というのも事実です。
進路や仕事によっては好きだけではかなわないこともあります。また「好き」だけでは時間がかかるといったこともあります。

音楽科教員といった西洋音楽を下敷きにした領域の音楽で活動する場合、やはり西洋音楽を身につけるためには、小さい頃からのレッスンや練習・お金や時間がかかります。

また音楽を仕事にするにはそれなりの努力や覚悟が必要です。音楽で戦う力も必要です。
例えば音楽科教員の場合も3人の募集のところ10人きている時には「自分が絶対受かるんだ」つまり「他の7人よりも自分がうまい」「音楽で戦って、歌でピアノで勝つ」という力が必要です。

 

大学を卒業して新卒で教員採用試験を受けるだけが教員を目指す道ではありません。「【教員を目指す人へ】教員採用試験から教諭が全てではない!(支援員・社会人選考という道も)」でお話している通り様々な道があります。

 

また音楽を続ける方法は趣味という方法でもいくつもあります。
例えばオーケストラやブラスバンドは自治体がその団体を持っている場合もありますし、大きな企業でしたら演奏の団体を持っているかもしれません。
また合唱人口はもっと多いです。自治体や企業はもちろんのこと、地域の中にたくさんグループがあったり、愛好家などが集まっています。

 

【文化部は学校から地域移行へ】要点解説・文化部活動の地域移行に関する検討会議の提言」で解説していますが、部活の地域移行に伴って、教員でなくともブラスバンドなどの部活に関わることができる時代になりつつあります。

 

趣味として音楽を続けるのは純粋に好きでい続けられます。音楽を仕事にしたいと考えた時に「趣味ではどうだろう」という別の選択肢もぜひ考えてみてください。

 

 

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まとめ:【音楽を仕事にしたい中高生へ】音楽関係の進路・仕事を紹介(必要な能力・将来性)

厳しいことも言ったかもしれません。しかし、それが音楽の道だと思います。
音楽を好きでいてくれる、また進路にしたいと言ってくれる気持ちはとっても嬉しいです。しかし同時に、その厳しさや難しさを伝えることも、責任だと考えます。

進路を考えるときに、好きなもの・得意なもの。それを考えるのはもちろんですが、もう少し広く先を見たり、未来を見たり、周りを見たりしてみてください。

 

記事の内容は動画と同じです。
動画「【音楽を仕事にしたい中高生へ】音楽関係の進路・仕事を紹介(必要な能力・将来性)」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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