音楽のオンライン授業実践編《教材:交響曲第5番ハ短調(運命)》

音楽のオンライン授業実践編《教材:交響曲第5番ハ短調(運命)》 一歩先ゆく音楽教育(授業編)
一歩先ゆく音楽教育(授業編)
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音楽教員歴10年の原口直です。

オンライン授業実践の第2弾として、交響曲第5番ハ短調(運命)を取り上げます。

 

 

著作権の都合上、URLを実際に貼ることができませんが、指導者の好みや授業目的に合った演奏を選んでください。

 

通常の授業で生徒に向かって話すことと、カメラに向かって話しかけることの違いについて「【普段の授業とは大違い!】オンライン授業動画における教員の話し方のコツ」で解説しました。オンライン授業の対策にもなりますので是非ご覧ください。

 

本時の展開は、

導入 本日のOverture
展開 ①鑑賞②CSR
まとめ レポート提出

この流れです。

 

 

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授業の導入(常時活動)

授業を始めます。よろしくお願いします。きちんといすに座り、今日使う道具をそろえてください。道具は概要欄に書いてあります。

本日のOvertureです。

 

Overtureとは、私が常時活動として実践していた授業導入部分での鑑賞です。詳細は「音楽の授業における常時活動(中学校での事例紹介)」の動画の中で解説しています。

 

本日聴く曲は概要欄にURLが貼ってありますので、それをクリックして音楽を再生してください。

音楽を聴き終わったら、音楽を形づくっている要素①~⑧の中から2つの言葉を使って、音楽を批評する文章を書きましょう。どの2つを使うかは、自分で選んでもいいですし、概要欄に指定する2つを使っても構いません。

 

 

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授業の展開

概要欄にある、実際のコンサートの公演チラシを見てください。
何が買いてありますか?このコンサートに行くとしたらどのような準備が必要でしょうか?
各自10秒考えてください。

 

教科書を開きます。

2・3上の《交響曲第5番ハ短調》のページを見てください。各自、速さ・調・拍子・楽曲・作曲家・楽器について教科書を黙読してください。どうぞ。

 

新しい曲に取り組む前に、必ず指導に取り入れていた「7つの項目」について「【音楽の授業 実践例】新しい曲に取り組む授業で指導した「7つの項目」(こだわりの常時活動)」で紹介しました。著作者を明らかにするということが第一の目標でおこなっていました。

 

概要欄のリンクから《交響曲第5番ハ短調》を各自鑑賞してください。
短時間タイプのあなたは1分。長時間タイプのあなたは32分間あるこの曲をお好きなところまで堪能してください。どうぞ。

 

このリズムを「動機」と言います。運命の曲の中には、動機が何度も出てきます。始めから1分のところまで聴いてみましょう。この「動機」が何回あるか考えてみましょう。何回?何十回?いや何百回あるかもしれません。どうぞ。

 

もう一度始めに見た公演のチラシを見てください。企業の名前が書いてあります。
企業の名前はいくつ書いてありますか?その企業は何をする会社ですか?各自考えてみてください。

 

 

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課題

公演のチラシに書いてある企業はいくつありましたか?また、何をする会社でしたか?
必ずしも音楽に関係なかったかもしれません。なぜ音楽に関係のない企業が《交響曲第5番ハ短調》の公演にお金を出すのかを考えて書いてください。

 

音楽の授業は知的財産権・税金・CSRを学ぶハードルを下げるからこそ、音楽という教科が必要であると私は考えます。なぜ音楽の授業が必要であるのか?詳しくは、「音楽という教科の必要性を知る【音楽の授業いる?いらない?】」でお話しています。

 

 

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授業のまとめ

今日の授業は終わりです。

課題の提出は、配信から5日以内にコメント欄に書いてください。質問や相談はコメント欄ではなくメールで送ってください。

これで音楽の授業を終わります。ありがとうございました。

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この記事を書いた人
原口直

元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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