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行事はアフターも大事!音楽教員が10月にすべきこと

行事はアフターも大事!音楽教員が10月にすべきこと 一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
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音楽教員歴10年の原口直です。

すべきことのシリーズを毎月話していますが、今月は10月にすべきことです。私の過去の手帳6年間分から、自分が10月にしていたこと、そしてToDoリストに入っていた事をまとめて話します。

すべきこと4つの項目に分けて話をします。

 

 

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音楽教員の年間スケジュールを、「1.音楽科」「2.学校」「3.学年・学級」「4.その他」の4つのカテゴリーに分けて、その概略を紹介しました。

音楽教員の1年間のスケジュールはこちらから

10月にすべき【音楽科のこと】

10月も教育実習生が来ます。私の学校ではそうでした。副免許の学生たちが教育実習に来ます。今度は短めの実習となりますのでギュッと濃縮された実習期間になります。やることはだいたい同じです。

 

教科の指導では教材や教具の準備。
学習指導案の添削、これも一度ではなく何度も行います。
それから授業の後の研究協議。
そしてアフターフォロー、実習期間が全て終わった後に抜けているところや修正すべきところを生徒に教えるというアフターフォロー。
それから教育実習生の成績出し。
それから大学から教育実習の様子を見に来てくださる大学の先生もいらっしゃいますので、そういった方への連絡・対応などもこの時期に行います。

 

教育実習生への上記対応については、「音楽教員が9月にすべきこと」のなかで少し詳しくお話しています。

 

それから今まであまり話していませんでしたが、教育実習は教科だけではなく学級にも教育実習生が来ます。学級には音楽科だけではなく様々な教科の学生が学級に集まってきますので、学級指導も大事です。

例えば、学級講話で話す内容について添削をしたり、これをフォローしたり、学級経営について話したり、学級だよりにその子達の事を載せたり…そういった学級での教育実習生の指導、これも入ってきます。

これが音楽科で行うことです。

 

教育実習生の指導方法については「教員のための教育実習生の指導方法」という動画内で詳しくお話していますので是非ご覧ください。

 

 

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10月にすべき【学校のこと】

学校では文化的行事…文化祭や合唱コンクールが本番を迎えるのが10月頃だと思います。本番の幕が上がってしまえば音楽科教員は逆にやることが何もなくなってしまいます。そこまでが大事です。

 

 

準備やリハーサル…リハーサルも合唱コンクールや部活の発表などさまざまなリハーサルに立ち会う必要がありますし、そこからまた練習をしたりということがあります。

それから文化的行事が終わった後、お礼や片付け。これも大事です。お礼をするのは来場してくださった方へのお礼、それから合唱コンクールや文化祭などを運営してくれた核になるスタッフ…委員会の子どもたちへのお礼、それから委員会の先生方へのお礼。

片付けという項目ではクラスにそれぞれキーボードやラジカセなど、音楽科の備品が散っていると思いますので、その片付けやメンテナンス。こういったことも大事です

文化的行事の本番、その日もとても大事ですがその後のフォローも音楽科としてとても大事なことです。

それから校外学習などがあるのも10月です。季節がいいこの時期に遠足や宿泊行事などがあることがあります。遠足や宿泊行事についていく時には音楽科もしくは学年のスタッフとして行くことがあります。こちらも別の動画「副担任・音楽教員としての学校宿泊行事への関わり方」で出していますので、ぜひご参照ください。

 

 

 

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10月にすべき【学年・学級のこと】

学年や学級ではいよいよ進路について話し始める頃だと思います。

特に中学校3年生はこの10月以降、文化祭などが終わってからいよいよ進路が本格化します。進路指導では学校説明会の日程の紹介や学校説明会などへ行く時の服装などの指導、それから模試などを受けて全体の自分の位置を知ってみようというそういった働きかけをしています。

それから高校の文化祭などの行事を公開しているのもこの時期です。進路に向けて考え出すのがこの時期からいよいよ本格的に始動し始めます。

1・2年生は関係ないかというとそうではありません。関心の高い子は中学校1年生・2年生の時期から色々な学校の文化祭に行ったりしています。3年生だけのことではありませんので、積極的に勧めたり情報を収集することを勧めすることも大事です。

 

音楽高校・音楽大学を志望する生徒の進路指導で大切なこと」の動画では、音高・音大を志望する学生に対して音楽教員がどのように進路指導をするか、解説しています。

 

 

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10月にすべきこと【その他】

10月には研究会や学会などがあります。この時期は様々な場所で学会が行われていますので、学会などに行く為の情報を集める必要があります。

 

自分の授業が固定化したりマンネリ化してしまった時に、研究会に参加すると新しいヒントを得られるはずです!「教員のスキルアップ・人脈作りにおすすめの研究会・学会を紹介」のなかでもお話しました。

 

発表をする場合は前日から入ったりすることもありますのでその際の出張の要請や足、それから寝る所の確保、それから名物を調べておくのを忘れてはいけません。私はたいてい10月には1ヶ所か2ヶ所ぐらい、全国のどこかの研究会や学会に参加していました。

それから忘れてはいけないのは文化的行事の自分へのごほうびです。1年のうちで最も忙しく、最も気を張り、そして最も達成感があるのが文化祭、合唱祭なのです。それが終わったら、たいてい振替休日があると思いますので自分へのご褒美…食べ放題に行くとか、旅行に行くとか、好きなものを買うとか。そういったことをするのも10月にはとても大事なこと、そして大きなモチベーションとなることだと思います。

 

 

まとめ:行事はアフターも大事!音楽教員が10月にすべきこと

今日は10月にすべきことについて話をしました。

芸術の秋、10月には音楽科が活躍する場面がいろいろあります。外部のコンクールに出ていれば全国大会もこの時期です。文化的なことを自分がするのはもちろん、吸収しに行くのもこの時期はとてもいいと思います。

充実した10月を迎えてください。

 

記事の内容は動画と同じです。
動画「音楽教員が10月にすべきこと」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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