【学校で使うYouTube】授業目的公衆送信補償金制度の紹介とYouTubeを授業で活用するコツ

【授業目的公衆送信補償金制度とは?】YouTubeを授業で積極活用して欲しい理由と有効活用のコツ 一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
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皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。

現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。

 

昨今の社会情勢や来年度から始まるGIGAスクール構想で、オンライン授業はとても注目されています。
対面だとしてもネットを利用した授業が増えたり、ハイブリッドと言われるような対面とオンラインの上手に使った授業も進められています。

YouTube を今も使っているまたこれから使いたいという先生方も多いと思います。
この動画では今すでに YouTube を使っている人は自信や確信、そして納得につながる内容。またこれから使いたい人の後押しになるようなことをお話ししたいと思います

 

他にも

【学校で使うYouTube】学校行事・部活・授業での使い方と著作権の話
YouTube の使い方を見極め方というYouTube を教材としてだけではなく別の方法、行事などで使ってみようという提案をしている動画。
【5分で理解する】教員のためのICT教育解説(内容と動向について)
それからICT教育全般のこと。たとえばデジタル教科書のメリットや著作権について話している動画。

もあります。そちらも是非ご覧ください。

 

 

 

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姉妹サイト「原口直の学校著作権ナビ」の紹介!

「分かりにくい」「とっつきにくい」と思われがちな著作権。
学校と著作権をつなぐ「翻訳家」として、原口直が現場目線を大切にしながら学校での著作権を分かりやすく解説しています。
「学校・子どもに関わる著作権だけ知りたい」「法律の文章はちょっとわかりにくい」「著作権は気になるけど、何を聞いていいのか?どう考えていいのか分からない」という学校関係者の方におすすめです!

原口直の学校著作権ナビ

2021年度から授業目的公衆送信補償金は有償(定額)です

2021年度から新聞や教科書などの著作物をインターネット上で使用する場合、子ども1人当たりいくら払うという定額の料金が申請されました。

 

 

もともと著作物(音楽やアニメ、イラスト、映画)を使うには使う人へ許可をとったり、その対価を払ったりすることが当たり前のことです。学校は教育活動で使う場合は払わなくて済む、許諾を得ずにすむということもありますがそれは例外です

 

2021年度から1人あたりいくらという定額料金を払うことになりました。(本記事投稿時点で認可申請中)

詳細は専門のサイトを見ていただきたいのですが、その中から抜粋すると、

幼稚園や保育園は1人当たり60円
小学生では120円
中学生は180円
高校生は420円
大学生は720円

 

この金額を子どもの人数分、教育機関が著作物を管理している団体に一括で支払うということに2021年度からなります。

 

 

定額ですのでどうせ払うならたくさん著作物を使わない手はありません
是非これを機会にインターネット上で著作物を使うということについて考えてみたり、視野を広げたりしてみてはいかがでしょうか。

 

GIGAスクール時代の学校での著作権(オンライン授業で出来ることと出来ないこと)」は、著作権の観点からオンライン授業でできること・できないことを解説した動画です。

 

 

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YouTubeを授業で活用する際のポイント

違法動画を授業で利用しない!

YouTube 上には様々な動画がアップロードされています。その中には違法と思われるものもあります。

実際には、アップロードする際にそのアップロードする人が「その動画について著作権法をきちんと守っている」ということに承諾してアップロードしているという形になっています。また、アップロードされた動画も視聴者が「違法です」と報告するシステムもついています。

しかしながら違法にアップロードされている動画があることは否めません。
YouTube 上にアップされているものは大丈夫だという下敷きがありつつも「違法のものは絶対に使わない」という考えが必要です

 

動画をすべて先生自らが作成しようとしない!

また自分の動画を作ったり授業で動画を使ったりする場合、うまい人・おもしろい人の動画に頼るというのも大事です。
実際 YouTube の中には教材として優秀なものがたくさんあります。YouTube 以外にも、NHK for school文化デジタルライブラリーなど優れた動画の教材はたくさん上がっています。

全部自分で作ろうとしないで、既にあるものをどう使うか・どう活かすか・どう組み合わせるか。そこが実際に生徒と会っている教員の手腕が試されるところだと思います
自分で全部作ろうとしないでうまい人のものを使う。これも大事なことです。

 

一歩先ゆく音楽教育の動画チャンネル・ブログでは、動画撮影・編集を行いYouTubeへアップロードする方法も解説していますので、興味のある方は「【授業で使うYouTube】授業動画の撮影は100円ショップの三脚・スマホ・浴室でOK」「【授業で使うYouTube】動画編集・アップロードを学ぶための動画はコレで決まり!」を是非ご覧ください。

 

 

また動画を作るということでも、それができる人に頼るというもいいと思います。いろんな教育委員会や大学また文部科学省の公式 YouTube サイトには色々な学校の実践もアップされています。そういったものを使わせてもらうのも一つの手です。

 

YouTube を選んで使う際には自分だけでなんとかしようとせずに、既にあるものを使うという考えも持ってください。

 

 

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先生におすすめのYouTubeの便利機能を紹介

YouTube を授業で使うとCMが流れてしまうとか、その内容はちょっと困ったなんてこともあると思います。YouTube には教育で使いやすい機能がいろいろついています。

一部を紹介すると、

 

■制限付きモード
児童や生徒が制限の中で YouTube を支えるというものを設定できる。
■字幕
外国語のコンテンツを日本語の字幕で見ることもできます。

■視聴モード
視聴覚教材として全員で見る際には視聴モードを全画面にしたりして他が映らないように工夫する。

■解像度・事前読込
ネットが遅くて YouTube が使いにくいという人に対しては解像度を低くするという解決法、それから授業前に読み込んでおくといった解決法もあります。

■再生速度
音楽の授業で機能として便利なのは再生速度です。再生速度を早くしたり遅くしたりして動画を見ることができます。便利なのは遅くしても音が低くならないという点です。演奏法の手元をゆっくり見たいとか何度も見たいとか。また細かいパッセージをゆっくり聴きたいという場合は再生速度を調整するといいと思います。

そういった教育に便利な YouTube の機能これもぜひ知っておいてください。

 

YouTubeを授業・学級経営に活用するにあたっての基礎知識や具体的な活用方法は、2020年8月に出版した拙著「YouTubeで授業/学級経営やってみた!」にもまとめました。「一歩先ゆく音楽教育」のサイト・動画をご覧くださる皆様にとっても効率的に学べる内容となっておりますので、手に取って頂けると幸いです。

 

 

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まとめ:【学校で使うYouTube】授業目的公衆送信補償金制度の紹介とYouTubeを授業で活用するコツ

今日は YouTube を授業で使ってみようという話をしました。

様々な制約や使いにくさがある中でも YouTube 自身が改善策を出していたり、GIGAスクール構想ではインターネット環境の整備もすることになっています。積極的に取り入れて授業をコーディネートしてみてください。

授業・学級経営でGoogleのサービスを使う方法を具体的に紹介している動画リスト「【先生向け】学校・授業でのGoogle活用法」もぜひご覧ください。面談日程を組んだり、合唱指導をしたり、教材作りをしたり。。。

 

記事の内容は動画と同じです。
動画「【学校で使うYouTube】授業目的公衆送信補償金制度の紹介とYouTubeを授業で活用するコツ」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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