文化庁著作権課と授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS、サートラス)は、「授業目的公衆送信補償金制度」の趣旨説明や2021年度以降の運用について説明会を開催しました。
授業目的公衆送信補償金制度は、学校や大学など教育機関が補償金を払うことで個別に著作者の許諾を得なくても、著作物を利用した教材や資料を電子メールで送信したり、LMS(学習管理システム)などで共有したり、著作物を利用した授業映像を録画して配信したりすることを可能にする制度。
2021年度からの補償金が提案されました。使用量や回数ではなく、1人あたり均一の年間金額です。(校種別の詳細はサイトの資料をご参照ください。)
幼稚園・保育所・こども園・放課後児童クラブ 60円
小学校 120円
中学校 180円
高校 420円
大学 720円
小学校 120円
中学校 180円
高校 420円
大学 720円
フランスの同様の保証金制度やアメリカ許諾権を購入する例も説明されています。
文化庁は年内をめどに適正かどうかを判断するとのことです。知的財産権や著作権について、創る側・使う側双方の人も思いも知りすぎています。学校の先生方はどのように感じるでしょうか。では、子どもたちは?
著作物・創る側・使う側の気持ちや決まりを知って、関心が寄せられることを期待します。
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