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記事紹介:SARTRASが「授業目的公衆送信補償金制度」の補償金額を認可申請、説明会を開催

ニュース解説
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文化庁著作権課と授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS、サートラス)は、「授業目的公衆送信補償金制度」の趣旨説明や2021年度以降の運用について説明会を開催しました。

 

 

授業目的公衆送信補償金制度は、学校や大学など教育機関が補償金を払うことで個別に著作者の許諾を得なくても、著作物を利用した教材や資料を電子メールで送信したり、LMS(学習管理システム)などで共有したり、著作物を利用した授業映像を録画して配信したりすることを可能にする制度。

 

2021年度からの補償金が提案されました。使用量や回数ではなく、1人あたり均一の年間金額です。(校種別の詳細はサイトの資料をご参照ください。)

 

幼稚園・保育所・こども園・放課後児童クラブ 60円
小学校 120円
中学校 180円
高校  420円
大学  720円

 

フランスの同様の保証金制度やアメリカ許諾権を購入する例も説明されています。

文化庁は年内をめどに適正かどうかを判断するとのことです。知的財産権や著作権について、創る側・使う側双方の人も思いも知りすぎています。学校の先生方はどのように感じるでしょうか。では、子どもたちは?

著作物・創る側・使う側の気持ちや決まりを知って、関心が寄せられることを期待します。

 

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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