皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。
現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。
皆さんには恩師と呼べる人が何人くらいいるでしょうか?
いつ出会った人で、どのような影響を自分に与えてくれた人でしょうか?
そして、その人とは最後にいつ連絡を取ったでしょうか?
この動画では、私が恩師と慕っている先生方にどのようなコミュニケーションを取っているかということをお話しします。つながりの大切さを再確認して、そのつながりから自分のためになるということがわかるという内容をお話しします。
この動画のほかには「生徒・同僚・上司・保護者に好かれる教員とは?」を話している動画などもあります。そちらもご覧ください。
私の3人の恩師の先生とは
私には恩師と呼べる人。たくさんいますが、そのなかで3人の先生がいます。
1人は小学校5・6年の時の担任の先生。
小学生の時にはとても厳しい先生だなと思いましたが、学ぶ方法や好きなことを貫くということを教えてくださった先生です。
2人目は高校の時の声楽の先生です。
声楽の楽しさはもちろん、今の歌い方の基礎となるものは全て高校の先生から学びました。歌に対する考え方や大学の進路を導いてくださったのも高校の声楽の先生です。
最後にもう1人は大学の音楽科教育の先生です。
私は大学に声楽で入り、卒業も演奏だけすれば良いという課程にいましたけれども、西洋音楽に偏っている教育に疑問や不満を持ち、音楽科教育をしっかり学びたいと思って、音楽科教育の研究室の扉を叩きました。
本来、私はそこには入れない…入る必要のない学生だったのですが、快く迎え入れてくださって音楽科教育とは何ぞや、また民族音楽のことなどについても深く学ばせていただきました。
これらの小学校・高校・大学の先生とは、今だに年賀状やメールなどでつながっています。その年賀状やメールどういう気持ちで、またどういう意図で出しているのかお話をしていきます
恩師の先生にどんな連絡をする?
毎年の年賀状やメール。
この関わり方ですが、返事は来なくていいと思っています。返りを求めないリターンを求めていないのです。自己満足。
内容は近況報告です。そして、教員や声楽に全く関係がなくてもお手紙やメールを出します。
今どこにいて、何をしている。また、何を考えている、何をしようとしている。そんなことを報告しています。
私は近況報告をその3人の恩師に出すことで、「自分がその3人に対して胸を張れる1年であったか」ということを自分に問うているのです。
1年間の行動や考えがその3人の恩師に伝えるに値するか?その行動をきちんと自分が取れているか?その指標としているのです。
卒業後も恩師の先生と交流するメリット
先ほど言ったように、「自分を戒めるため」「自分を見直すため」というのもありますが、自分が次のステップに行く時に、この恩師の先生方はとても力になってくださっています。
私が東京都の教員から国立の教員になる時に、それも何気ない「合唱団に入っている」という報告。ここから「歌唱に関する研究をしませんか」というお誘いをいただきました。
この研究が日本音楽教育学会へ参加するきっかけとなったり、またそこで先生方や研究者と横のつながり縦のつながりが生まれたり、それが実績となって国立への扉が開いたと言えると思います。それに自分が「国立の中学校に応募しよう」と思った自信にもつながりました。
年賀状やメールで自分を定点観測するということ。また、メールがきっかけで自分が次のステップに進む。そういったきっかけになるかもしれない。そういったことを思って恩師とのつながりを今でも大事にしています。
まとめ:教員のための学生時代の恩師との交流のすすめ
皆さんが「恩師だ」と思う人に、これを機にぜひ連絡を取ってみてはいかがでしょうか。
もし私のことを恩師だと思ってくれている人がいたら…
連絡をお待ちしています!
記事の内容は動画と同じです。
動画「教員のための学生時代の恩師との交流のすすめ」も是非ご覧ください。
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