皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。
現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。
これは社会人の方は必ず持っているものです。
以前に参加した教育イベントで、経済産業省の方が1番驚いていたのは「教員が名刺を持っていない」ということだったということです。
名刺を学校によっては作ってくれる学校も増えたようですし、進路に関わる先生は持つといったルールがある学校もありますが、私は名刺を全員が持つべきだと思っていますし、自分で作った方がいいと思っています。
この動画では、名刺を持つメリット・使い方・作り方についてお話をしますので、「名刺を作りたい」「何で作らなければいけないの?」と思う方は是非最後までご覧ください。
この動画の他には、
名刺を使って自分を売り込む方法について話をしています。
参観者が50倍になった名刺の活用法について話をしています。
これは教員でのお話です。是非その2つもご覧ください。
教員こそ名刺を持ってほしい理由
まず名刺を持つことで「つながる」ということができます。名刺をあげるということはイコールもらえるということですので、その関わった相手とつながりを持てて、点のつながりではなく、その後、線のつながり・面のつながりに発展していく第一歩になります。
研究会や学会などで名刺を交換するとお礼のメールができたり、次への動きにつながったりしてきます。次回の研究授業や学会の営業のメール・宣伝のメールもできます。短時間で自分を売り込むには名刺はもってこいです。
学会や公開授業では限られた時間の中で、短時間でたくさんの人と関われなければいけません。しかし時間はもちろん足りません。ですので名刺交換をしておいて、後で親密に話すということをお勧めします。
教員のための名刺の作り方
名刺を作るのはとても簡単です。今はウェブサイトが様々にありますので、そこから作るのが便利です。
「名刺作成」と検索すると、たくさんの企業が上がってきます。ビスタプリントやラクスル、アドプリントなど様々な名刺を作成するサイトが出てきます。お値段も100枚で500円から1,000円程度ととても安いです。デザインを様々な種類から選べたり、短時間でできる、すぐ届くというのを売りにしているサイトもあります。
ここではビスタプリントさんのサイトで、名刺を作る様子をご覧いただきます。
ビスタプリントでの名刺の作り方を解説
では実際にビスタプリントを使って名刺を作ってみたいと思います。
ビスタプリントは様々なサービス・商品があるようですけれども、ここで名刺を作ることもできます。左上の「名刺」。そうすると様々な種類の名刺。そのデザインや紙の質などを選ぶことができます。
ここでは1番基本的なプレミアム名刺を選んでみましょう。
そうすると、このデザインデータがたくさんの種類が出てきます。すでにこのようにデザインされている状態なんですね。たくさんの種類がありますので、ここから自分に適したものを条件で絞っていきましょう。
「条件で絞る」から学校用ですので、「教育」そしてさらに教育の中でじゃあ「小学校」いってみましょう。
そしてさらにスタイルのテーマなども選べます。「小学校」の中の「キュート・ファンシー」でいってみましょうか。そしてさらに向きですね。横型がいいと思います。
「教育系>小学校>ヨコ>キュート・ファンシー」この条件で絞ってみました。
全部で24種類のデザインがあります。なるほど学校ぽい、子供とか文房具とか。色合いもそんな感じですね。様々な種類があります。
ではこの中から1つ選んでみたいと思います。
ではこの左上のジグソーパズルを選びます。このカラーのところに5つ5色ありますけれども、今はブルーベースのデザインとなっています。隣の紫を押すとこのラベンダー色の紫ベースになったり、緑それから黒…かなりシックな感じになりますね。それからピンクなんかもあります。
今回は1番左の青。「このデザインの選ぶ」から進みましょう。
100枚で980円、かなりお買い得、お手頃ですね。
このように、もうすでにデザインがされていますので内容を入れていくだけです。
表面の「テキスト」左下から「名前」「学校名」などが入るといいでしょう。「電話番号」を入れたり「メールアドレス」あれば入れましょう。学校のURLなどがあればいれましょう。
それから私が「こだわり」として入れていたことや「学会」所属している学会などを書いていますので、ここは自由記述。自分の何を売り込みたいかというのを書きましょう。
では入力を完了したので見てみると、右下に自分が入力した項目が書かれています。名前や所属、連絡先そして売りなどがあります。
デザインができるのは表面だけではありません。裏面もできますが裏面をデザインするとオプション+780円かかります。今回は「必要ありません」にしておきましょう。私も実際作る時は「必要ない」裏面は真っ白にしてあります。
あとは画像、自分の画像をここに取り込んだりすることもできたり保存したりできます。
では、これを保存して注文する段にいってみましょう。
ここで登録をするようですが、今回は止めておいて「デザインはいかがですか」という最後の確認があります。このデザインが終わって、最後は注文してクレジットカード払いをすれば注文完了です。
100枚980円で作ることができます。
商品の状況にもよりますが、数日程度で自宅に届きます。
教員の名刺に書いて欲しい項目「こだわり」とは?
名刺に何を書くかですけれども、自分の名前や学校の住所・メールアドレス・連絡先などはもちろんですけれども、私がこだわっていたのは「こだわり」という項目です。
「こだわり」という項目に自分がこだわりを持っていること…私の場合は合唱指導や和太鼓、知的財産権やお笑いという内容を入れていました。名刺交換をした際にその相手が引っかかってくれるキーワードが必ずあります。
「知的財産権って何ですか?」と聞かれれば著作権教育を話す1つのツールになります。
「お笑いって何ですか?」と聞かれたら、私が前職でしていたこと・また知的財産権教育につながったことなどをお話しできます。
他にも所属学会などを書いてもいいかもしれません。
ビジネスでの名刺とちょっと違った「自分を短時間で売り込める」「相手の心に引っ掛かる」そういった名刺を作ってみましょう。
教員のための名刺交換の作法
名刺には交換の作法があります。
どのようなタイミングで、誰から渡して、そのもらった名刺をどこに置くかなど。こういった内容は企業では新入社員の研修でたくさんやらされるそうです。しかし教員の初任者研修で名刺の渡し方・使い方なんて習いません。
ですので、自分でサイトや動画などから名刺交換の作法を知っておきましょう。
本もたくさん出ています。
また渡すタイミング・渡し方・受け取り方・机への置き方ももちろんですけれども、もらった後どのようにするかというのも大事だなと思っています。
名刺をファイルに入れていきますが、それをどのような順番やカテゴリー分けで置いていくかというのも大事です。そういったことは自分でやっていく中で経験から身につけていくといいと思いますし、様々な実践も出ています。今はデジタル化をするというのもあるようです。いろいろ調べてみてください。
そして配る機会ですが、配る機会は学会や研究会が教員にとっては大きなチャンスです。企業や他の学校の方に変わるということもありますがごく稀です。しかし、必ずしていきましょう。たくさん配ることが大事です。
私の場合、100枚の注文を6年間の在学中で3回しました。つまり6年間で300枚配ったことになります。
どんどん名刺を配っていきましょう。
■指導教諭が教える学校でのあいさつ・コミュニケーション・帰り方(→記事)
■指導教諭が教える教育実習生の学校現場での身だしなみ・マナー・メイク(→記事)
■異動する教員のための着任・離任時のマナー【誰に・何を・いつプレゼントで贈るのがスマート?】(→記事)
まとめ:学校教員も名刺は必要です!(その理由・手軽な作り方・名刺交換の作法)
社会人にとっては当たり前の名刺、またそれを取り巻く効果や作法です。
教員はそこを学ぶことはできませんので、ぜひこの名刺を作って自分でどんどん宣伝売り込みをしていきましょう。教育技術の向上や人脈づくりに必ず活かされます。
記事の内容は動画と同じです。
動画「学校教員も名刺は必要です!(その理由・手軽な作り方・名刺交換の作法)」も是非ご覧ください。
コメント