皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。
現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。
この記事は、次のようなことを知りたい方に是非ご覧頂きたい内容です。
▶教育実習期間中(夜・週末)をどのように過ごせば良いのか?
今日は教育実習期間中にすることについてお話しします。
3つあって、「夜すること」「土日にすること」「教育実習終了後すぐにすること」の3つに分けてお話しします。
実習期間中の平日夜の過ごし方
食事・睡眠
平日の夜大切なのは何といっても食事と睡眠です。
いくら疲れていても、必ず夕食をしっかり取るバランスの取れた食事をすること。そして睡眠をしっかり取ることです。実習中、朝は早いですので、きちんと睡眠をとりましょう。
リラックスを心がける
これは音楽科教員の場合、音楽を聴くことがリラックスにつながるかどうかは置いておいて、自分がリラックスできること…例えばマンガを読むとか、お風呂に長く入るとか。そういったリラックス…緊張から自分を解放するということをしましょう。
学校のことは考えない!
学校のことを考えない。「考えない」というのは学校のことです。
これはかなり訓練と意識が必要です。意識してしまうと考えてしまうものなんですけれども、学校の外に出たら学校のことを考えない。オンとオフを切り替えるというのは、学校に限らず働く人にとってはとても大事なことです。
非常に難しいですが、平日の夜に学校を出たら学校のことを考えないというのが大事です。
実習期間中の土日の過ごし方
規則正しい生活は平日と同じように継続する
土日に寝だめするなんてことはしてはいけませんし効果がないと言われていますので、学校の時と同じように…まあ少し寝坊してもいいと思いますけれども、きちんと睡眠を取った上で早寝早起きや3食しっかり摂るといった規則正しい生活を送り続けるようにしましょう。
一度狂ってしまった生活はなかなか元に戻すことができませんので、必ず土日も規則正しい生活を送ってほしいものです。
「半球睡眠」で学校・授業・教材のことを考える
「半球睡眠」聞いたことあるでしょうか。これは渡り鳥やイルカなどにみられる特性のことです。
渡り鳥やイルカは長く飛んだり泳いだりする中で「どうやって寝ているのか?」ということちょっとになりますよね。彼らは「半球睡眠」と言って、半分脳が寝てる状態で飛んだり泳いだりすることができるのです。
これがどういうことかというと、音楽や学校のことをちょっと考えつつも休むという状態です。1つ目に「学校のことを全く考えないことが大事」と言いましたけれども、生活の中にいろいろな教材のヒント・授業のヒントが転がっているものです。
なので完全オフにすると言いつつも、「何か授業に使えるものはないかな?」といった半球睡眠状態でいるのが良いかなと思います。これは結果論でもあるんですけれども、学校のことを考えないと思いながらも、どこかで学校のこと・教材のこと・授業のことを考えているという状態が理想かなと思います。
土日の学校に思いを馳せてみる
教育実習生は休みです。しかし学校では何が起きているでしょうか?
部活や土曜日の授業などが行われていることがあります。この時間にもこの時にも、
「学校の先生は働いていることがあるんだな」
「学校は動いているんだな」
「子どもたちも習い事や家庭・生活などがあるんだな」
ということ。少し思いを馳せてみるのもいいと思います。オフにするの大切ですけれどもちょっと視野を広く持ってみてください。
教育実習が終わったらすぐにやること
今後の課題の洗い出し
実習中に「自分が足りないな」と思ったことや「このことについてもっと勉強しておけばよかった」「練習しておけばよかった」と思うことを、たくさん洗い出ししましょう。
自分が十分準備をして挑んだ実習や授業。それについて何か足りなかったところや、自分の無知さを思い知らされることがあると思います。「何を自分がこれからすべきなのか」「残りの大学生活の中で何をしなければいけないのか」をすぐ洗い出しましょう。
課題を見据えてスケジュール設定
もし自分が教員採用試験を受けるのであれば、また自分が教員として採用されるなら、その日までにどんなことをしければいけないのか。洗い出した課題から逆算して、「何を優先的に」「どんなスケジュールで」取り組んでいかなければいけないのかを考えてみましょう。
すぐに取り組まなければいけないこともあったり、それから時間をかけて何カ年計画で取り組まなければいけないこともあったり。自分が課題としたものを、いつまでにどれくらいの長さでやるのかというのも考えてましょう。
今すぐやらなくてもいいかもしれません。きちんとしたスケジュール組み。長い目で見てみてください。
実習で出会った学校・先生・子どもに思いを馳せる
大学生活に戻ったその日・その時間も学校は動いています。先生は授業をし、子どもたちは学校に通って授業を受けているのです。自分が過ごしている日常的な時間も、その時も学校では様々な活動が行われているということに思いを馳せてみてください。
「あの子どもたちは今どうしているだろう?」とか「あの先生は今日何コマ授業があるんだな」とか、そういったことに思いを馳せると、危機感ややる気につながるのではないかなと思います。
学校・先生・出会った子どもたちに思いを馳せてみてください。
まとめ:【指導教員の助言】教育実習期間中の過ごし方(夜・土日・実習終了後)
「夜すること」「土日にすること」「教育実習終了後すぐにすること」の3つに分けましたので、自分が今日そして週末、終わった後に何をすべきなのか考えてみてください。
大切なのは時間を空けないことです。
大学生活・通常の生活に戻ってしまうと、また学校が全く関係のない世界になってしまいます。学校での生活を『自分ごと』とするため、またその期間を長く保つため、実習中から終了後まですべきこともきちんと頭において生活してほしいなと思います。
サイトの記事の内容は動画と同じです。
動画「【指導教員の助言】教育実習期間中の過ごし方(夜・土日・実習終了後)」も是非ご覧ください。
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