教育実習中の「夜や土日の過ごし方」に迷っていませんか。実習期間は授業準備や反省会など多くのことを抱えながらも、心身を整えて翌日に備える必要があります。
この記事では、元指導教員の立場から「平日の夜」「土日」「実習終了直後」の3つに分けて、実習生に意識してほしい9つのポイントをお伝えします。
平日の夜にすべきこと3つ
① 食事と睡眠をきちんと確保する
平日の夜に最優先すべきは、食事と睡眠です。
いくら疲れていても、夕食はバランスよく食べましょう。実習中は朝が早いですから、睡眠もしっかりと確保することが大切です。疲弊した状態で翌日の授業に臨んでも、生徒には伝わりません。まず自分の身体を整えることが、よい実習につながるのです。
② 自分なりのリラックス方法を持つ
リラックスの方法は、人それぞれです。
音楽科の実習生の場合、「音楽を聴けばリラックスできる」とは限りません。マンガを読む、長めのお風呂に入るなど、自分が緊張から解放される時間を意識的につくりましょう。オンとオフを切り替えることは、学校に限らず、働く人にとって大切なことです。
③ 学校のことを「考えない」と意識する
これはかなり意識的に取り組む必要があります。
「考えない」と思っていても、つい考えてしまうのが実習生の常です。しかし、学校の外に出たら学校のことを意識的に切り離す練習をしてみましょう。平日の夜に十分休むことで、翌日の授業にエネルギーを持ち込めます。
土日にすべきこと3つ
④ 規則正しい生活を維持する
土日は「寝だめ」の機会ではありません。
寝だめに効果がないことは広く言われていますが、実習中の土日でも同様です。少し寝坊してもよいですが、早寝早起きと3食の食事という生活リズムは崩さないようにしましょう。一度乱れた生活ペースを短期間で取り戻すのは、思っている以上に難しいものです。
⑤ 「半球睡眠」の状態で過ごす
「半球睡眠」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
渡り鳥やイルカは、長距離を移動しながらも脳の半分を眠らせたまま飛んだり泳いだりします。土日の過ごし方で意識してほしいのは、まさにこのイメージです。完全にオフにすると言いつつも、日常生活の中で「これは授業に使えるかも」と感じるアンテナは立てたまま過ごす。そのような半球睡眠的な状態が、実習生には理想的です。
⑥ 土日の学校に思いを馳せてみる
実習生が休んでいる土日にも、学校は動いています。
部活動や土曜授業が行われている学校も多くあります。「今ごろ先生方は動いているのだな」「子どもたちにも土日の生活があるのだな」と少し思いを馳せてみましょう。視野を広く持つことが、週明けの教室でのかかわり方を豊かにしてくれます。

実習終了後すぐにすべきこと3つ
⑦ 自分の課題を洗い出す
実習が終わった直後が、課題の記憶が最も鮮明な時間です。
「もっと勉強しておけばよかった」「練習が足りなかった」と感じたことを、できるだけ具体的に書き出しましょう。十分準備して臨んだつもりでも、現場では自分の力の足りなさを痛感する場面が出てきます。その気づきを後回しにしないことが大切です。
⑧ 課題を逆算してスケジュールを組む
課題を洗い出したら、次はスケジュールを組みましょう。
教員採用試験を受ける予定があるなら、採用までに何を準備すべきかを逆算して考えます。「今すぐ取り組むこと」と「数年かけて取り組むこと」を分けて整理するとよいでしょう。長い目で見てスケジュールを設計することが、残りの大学生活の充実につながります。
⑨ 実習で出会った人たちに思いを馳せる
大学の日常に戻ったその瞬間も、学校は動いています。
「あの生徒たちは今ごろ授業を受けているのだな」「あの先生は今日も朝から何コマも授業をこなしているのだな」と思い巡らせてみましょう。その実感が、学習や準備へのモチベーションを支えてくれます。学校・先生・出会った子どもたちへの思いを大切にしてください。
まとめ
教育実習期間中の過ごし方を、「平日の夜」「土日」「実習終了後」の3つに分けてお伝えしました。
重要なのは、時間を空けないことです。大学の日常に戻ってしまうと、学校の現実が急に遠いものになりがちです。実習中から終了後まで、意識の糸を途切れさせないよう過ごすことが、教員としての準備期間を豊かにします。実習で得た気づきと出会いを大切に、次のステップへ進んでいきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 実習中の夜、どうしても授業のことが頭から離れません。どうすればいいですか?
A. 完全に考えないことは難しく、ある程度は仕方ないことです。まず「学校の外ではリラックスする」と意識することから始めましょう。入浴や読書など自分なりの切り替えルーティンを持つことで、徐々に切り替えがしやすくなります。
Q. 土日に授業準備をするのはよくないですか?
A. 必要な準備は行ってかまいません。ただ、土日の大半を授業準備に費やすことは避けた方が無難です。心身を休ませながら、「ちょっと考えてみる」程度の半球睡眠状態でいることが、長い実習期間を乗り越えるコツです。
Q. 実習が終わったあと、すぐに課題を整理しなければなりませんか?
A. 「すぐに」が大切です。時間が経つほど、現場で感じた具体的な気づきは薄れていきます。完璧なリストでなくてもよいので、終了直後にメモを取るところから始めましょう。
この記事は、動画「教育実習中の過ごし方|夜・土日・終了後にやるべきこと」をもとに作成しました。












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