【本を出版したい人へ】教員の私が本を出版した経緯をお話します

【本を出版したい人へ】教員の私が本を出版した経緯をお話します 一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
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音楽教員歴10年の原口直です。

教員は常に発信をし続けています。
普段の授業はもちろん、クラス担任なら学級だよりという発信の仕方もあります。自分が演奏家として演奏を発信することもあるし、研究者として研究会で発信することもあります。そして、私のようにYouTubeで発信をすることもあります。

 

では、本という形態で発信をするためにどのようにすればいいのでしょうか。
私が実際に出した本や、寄稿した内容、どのようなルートでそうなったのかということを項目ごとに話をしたいと思います。

 

この記事は、次のようなことを知りたい方に是非ご覧頂きたい内容です。

▶本を出してみたい、雑誌に寄稿したい、こういう発信をしたいという方

 

この動画では本の出し方について話しますが、以下の動画において出版社とどのようにつながるかを話しています。そちらもご参照ください。

 

■「『YouTubeで授業/学級経営やってみた!』東洋館出版社の編集担当者に突撃インタビュー
私が出した単著「YouTubeで授業/学級経営やってみた!」の編集者にインタビューをする動画です。
■「教員の人脈作りの3つのポイント(企業・省庁・出版社とつながった私の実例)
出版社などの学校外の方とどのようにつながるかを話しています。

 

 

 

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YouTubeで授業/学級経営やってみた!(2020)東洋館出版社

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この出版にどのように結びついたかという話をします。

詳しくは「『YouTubeで授業/学級経営やってみた!』東洋館出版社の編集担当者に突撃インタビュー」の中で編集者の方が話していますが、事の発端は私の記事が某全国紙=新聞に出たこと。これが始まりです。

 

 

その全国紙の中で教育者が学びについて話すコーナーというのがあって、そこで私が取り組んでいること…知的財産権教育や新しい学習指導要領「生活や社会と関わる音楽」の話、そしてジェンダーの話をした。それに東洋館出版社の編集者の方が目をつけてお話しをくださったのが発端です。

では、この新聞にどう載ったかというと、この新聞記者の方は私の公開授業に来てくださった方です
それもピンポイントで「見に来てください」と言ったわけではありません。私がジェンダーをテーマに公開授業をするということを聞きつけて、見に来てくださったという経緯があります。

この記者の方はジェンダーや性的マイノリティについての記事を書いていらっしゃったので、ジェンダー、そして、教育、中学校に興味を持って参観に来てくださったようです。それが記事となり、編集者の目に留まって、本を出すという流れになりました。事の発端は公開研究会=授業だったのです。

 

研究授業の計画・運営・アフターフォローの方法」の動画のなかで、外部に向けて情報を発信する研究授業・公開授業に多くの人を集めるためのコツをお話しています。これから研究授業を控えている人、もっと研究授業を充実させたいという人に特におすすめです。

 

 

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改訂版 最新 初等科/中等科音楽教育法(2020)音楽之友社

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この2冊は音楽の教員を目指す大学生なら手にするバイブル的な本です。その中で「今日的課題>著作権」について書かせていただきました。ほんの一部です。

これもどうして私が原稿を書くことになったか?というと、発端は授業の参観です。著作権の授業は公開研究会として大々的に発表していたものではなく日々の授業の一つです。それを出版社の方が見に来てくださって、私に原稿の依頼をしてくださいました。

そもそも、知的財産権や著作権、これらの教育について取り組んでいる人が少ないというのがありますし、それについて書ける人・実践している人が少ないというのもあったのでお声がかかったのではないかと思います。

参観のご案内も音楽之友社さんのこの本を扱っている人に直接出したわけではありません。他で関わっていた方につながって、中でつながって、その方たちが見に来てくださったのだと思います。
直接的でなくても、このように二次的・三次的に会社の中でつながってくださって、参観しに来てくれる。こういった流れもあります。

 

中学校音楽科における知的財産権の授業の具体的内容を「【音楽の新学習指導要領】音楽科で教える知的財産権の指導方法の実践例」で紹介しています。

 

 

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国立大学 附属学校の先進教育(2018)月刊『コロンブス』編集部

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色々な全国の附属学校の実践が書かれていて、その中の一つとして私の著作権の授業が紹介されました。

この経緯は学校の職員会議の中で「今度こういう本が出るけど原稿を書きたい人はいますか?」と応募が出て、私がやりたいと手を挙げて、そして内容などが選考されて採用されたという形です。私からやりたいと手を挙げたということです

本の内容は全国に散らばる附属学校…校種も教科も色々な実践があげられていますので、音楽・中学校の実践だけではありませんが、国立附属学校の研究の一つとして紹介されたのはとてもうれしかったです。

 

自ら積極的に発信する方法としては学会もあります。「教員のための学会発表のすすめ【数年先の授業のために研究しよう】」でその訳を紹介しています。

 

 

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まとめ:【本を出版したい人へ】教員の私が本を出版した経緯をお話します

本によって、また雑誌によって、原稿によって、つながり方がそれぞれ全然違うので参考にならないかもしれません。
しかし共通して言えることは、私が直接営業したものが、そこから二次的・三次的に余波を広げていって原稿・本や雑誌につながったといういうことです

積極的に自分から「やりたい、書きたい、つながりたい」こういうことを発信しておくのが一番の近道ですし「この人はこれがしたいのだ」ということを知られていると、自ずと人々がつなげてくれる、縁がどんどんつながっていくというのがあると思います。

本を書きたい人・雑誌に寄稿したい人はぜひ自分からの発信をしてみてください。

 

発信する際には是非とも名刺を作って下さい。名刺を持つメリット・使い方・作り方について「教員は名刺を持つべきだ!(その理由・手軽な作り方・名刺交換の作法)」の動画でお話をしました。

 

記事の内容は動画と同じです。
動画「【本を出版したい人へ】教員の私が本を出版した経緯をお話します」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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