皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。
現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。
新年度が始まると、やることに追われて時間がなくなってしまうというのが現状です。
教員になってから「時間があった時に、やっておけば良かった」と思うことはたくさんあります。今日はその中から直前でもできること3つをお話をします。
この動画では新年度や新学期、直前に身につけられることを話しますが、4月1日までというよりも始業式までという余裕を少し持ったお話をしたいと思います。この動画の他には、
長期間のスパンで身につけること。それから、価値観を覆すようなことをやろうという話。
身につけるべきことの大事な知識の1つ「お金」についてお話をしている動画です。。貯金や保険、また投資についてわかりやすく解説しています。
これらも併せてご覧下さい。
Excelスキル
大学時代、Officeのツールの中でPowerPoint やWordは使うかもしれません。しかしExcel。この基礎を身に付けておくと、教員になってからとても役に立ちます。
学校でExcelを使う機会というのは、例えば成績を算出する時。また、アンケート・ワークシートなどを集計する時。それからグラフを作る(これは PowerPoint にも応用できると思いますが)、そういったことにも使います。これはExcelでいう基礎になってくると思います。
具体的には、Excelの数式タブの中に「オートSUM」というのがあります。オートSUMには合計や平均、数値の個数、最大値、最小値などを算出できます。その基礎は身につけておいた方がいいかもしれません。
例えば成績を出す際、合計値や平均点、最大/最小点はもちろんですけれども、そこに「重み付け」と言って1.2倍に1.3倍にしたり、ということをできたほうがいいかもしれません。そういう意味ではオートSUM、これが使えると便利です。
また、「挿入>グラフ」から、簡単なグラフが作成できるようになっておくとテストの数値などを集計したり、それを自分で分析したりという時に役に立ちます。グラフを作れるようになっておきましょう。
こういった基礎的なExcelの知識をつけるために、Excel が準備しているレッスンがあります。
「新規作成>数式のチュートリアル1」というのを見ると、Excelの基礎的な事が順を追ってできるようになっています。ぜひそちらも試してみて、自分の今のExcelの力…また、ない場合も焦らずに1つひとつこなしていって、Excelでこういうことができるんだということを知っておくのも大事だと思います。
まずはExcel。直前でいいので取り組んでみてください。
電話・メール・言葉遣い
まず電話については、出方・取り次ぎ方・話し方・かけ方や切り方などがあります。言葉づかいも大事です。言葉づかいには、尊敬語・謙譲語・丁寧語を適宜使う必要があります。
普段は周りの先生や管理職に丁寧な言葉を使っていますが、対保護者や業者の場合は管理職に丁寧語を使ってはいけません。こういったことは経験から身につくことですし、知識がないとなかなかできませんので、早めに対応を知っておくといいでしょう。
次にメールです。メールにもルールや作法があります。例えば件名の付け方や要件の書き方。書き出しや結びなどのルールがあります。こういった知識については本やYouTubeの動画・サイトなど、たくさん出ていますので、1つひとつ覚えていきましょう。
その他にも、名刺の受け渡し方や名刺の扱い方、訪問した時のコートや手荷物のルール。また食事のマナーなど。細かいところをあげればきりがありません。
企業の新入社員は研修の中でこういったことを学んでいきますが、教員の初任者研修にはなかなか電話やメール・名刺といったものは上がってきません。ですので自分で身につける必要があります。
ぜひ本や動画・サイトなどを使って、情報を身に付けて経験を重ねていってください。
着物・袴の着付
「音楽教員のための卒業式準備の5つのポイント【着物でピアノ・草履で階段】」の中で着付について話をしています。私は教員になって社会人の時に着付を学んでおいて本当に良かったなと思いました。
卒業式で着物・袴を着る場合があります。その際に着物の着付け方はもちろん、アイテムの知識だったり、着物や袴の選び方だったり、買い方。こういったことを知っておいたことはとても自分の役に立ちました。
私は教員になる前、社会人の時に浴衣を着たり名古屋帯を締められるようになるまで、1・2年ほど週1回くらい通っていました。袴は着物と違って、おはしょりがなく胸から下がすべて隠れてしまいますので、普通の着物の着付よりもとても楽だと私は思います。
また1日持たなくてもいいのです。卒業式の間2~3時間持てばいいので、トイレの心配をしたり、着崩れる心配はあまりありません。
基礎的な着付を覚えておくと役に立つと思います。この着付も習っているときにはそのつもりはまったくなかったのですが、教員になって役立ったことの1つです。皆さんも興味があればぜひ身につけておいて欲しい技術です。
まとめ【短時間で習得できる】教員におすすめの学校で役立つ知識・技能3選
教員になってから「あれやっておけば良かった」。また学年が始まってから「長い休みの間にあれをやっておけば良かった」と思うことが出てきます。
日々の生活を送っていると「身に付けるべきことが何だったか?」「やっておけばよかったことが何だったのか?」すら忘れてしまいますので、頭の中を整理して直前に身につけておく、時間がある時に身に付けておくことをおすすめします。
記事の内容は動画と同じです。
動画「【短時間で習得できる】教員におすすめの学校で役立つ知識・技能3選」をご覧ください。
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