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公立中学での音楽の授業実践例(創作・洋楽・知的財産権)

公立中学での音楽の授業実践例(創作・洋楽・知的財産権) 一歩先ゆく音楽教育(授業編)
一歩先ゆく音楽教育(授業編)
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皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。

現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。

 

今日は公立学校で思い出に残る授業についてお話しします。
私は教員歴10年(公立で4年半、国立で6年)とお話ししています。動画の中では普段意識してすみ分けをしていませんが、今日は公立に特化した話についてお話をします。

 

この記事は、次のようなことを知りたい方に是非ご覧頂きたい内容です。

▶公立校での実践に特化した話が聞きたいという方
▶公立校で行なっていた旧学習指導要領の話をヒントにしたいという方

 

この動画の他には

【音楽の新学習指導要領】音楽教員のための3つの改訂ポイント解説
3つのキーワード①生活と社会②口唱歌③知的財産権。これについて深堀りして話している動画があります。

 

他にも実践の動画として

この実践の話をした動画もありますので、併せてご覧下さい。

 

 

 

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創作の音楽授業の思い出

公立学校ではクラス25人前後でした。

創作活動ではリズムを創作するという授業内容を行いました。始めと終わりを固定して、真ん中の部分を生徒に自由に創作させるという内容です。
有名な教材に《野菜の気持ち》などがありますが、あの野菜の部分を色々なものに変化させて生徒に考えさせました。

4人グループぐらいの単位で考えさせましたが、本当に様々な工夫をしてこらしてくれました。
「言葉のリズムを並べる」と言っただけなのにダンス(動き)をつけてくるようなグループがあったり、また先生の名前を並べてモノマネをはさむなんていうのもありました。
みんなで笑い転げながら「本当におもしろかったな」という思い出があります。

創作など個々の工夫が活かされる場面では、本当に毎回楽しみでしょうがなかったですし、出てくる作品「どんなものが出てくるだろう」とわくわくしていました。

 

【音楽の新学習指導要領】アクティブラーニングとは?音楽の授業実践例の紹介」で解説しましたが、歌唱・器楽・創作はアクティラーニングに見えがちですが、ただ真似をする・反復する・指示に従うだけでは、アクティブラーニングとはなりません。注意が必要です。

 

 

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洋楽を教材とした音楽授業の思い出

2曲紹介します。

 

ポピュラー音楽を音楽の授業教材として取り入れるには?という話を「ポピュラー音楽を教材にした音楽の授業のやり方」でしていますので、あわせてご覧ください。

 

《We Will Rock You》QUEEN

はじめのきっかけは生徒が休み時間に《We Will Rock You》のリズムをやっていました。
そのリズムに合わせてデタラメな英語?のような言葉をしゃべっていたのですが、言葉はもちろんめちゃくちゃですし、あまりよろしくないような言葉をしゃべっていることもありました。

生活指導的にはその言葉を「やめろ」と言わなければいけないのでしょうが、「止めさせるのではなく正しいの教えればいいんだ」と思って、音楽の授業の中で《We Will Rock You》の歌詞をみんなで一生懸命練習してリズムとともに歌えるようになったというのは、とても思い出深いです。

 

 《We Are The World》

《We Are The World》は様々なアーティストが1フレーズずつ、リレー形式で歌っています。これをクラスで行いました。

1フレーズずつだったら自分の部分を一生懸命練習すれば、さほど難しくはありません。英語の歌詞でも大丈夫です。

自分のフレーズに責任を持って練習する。またそれをつなげていくことでクラスの一体感が出たり、サビの部分をみんなで歌ったり。「できる人はハモリをつけてみよう」と言って工夫したりといった、クラス1つの《We Are The World》をつくったのは、とても良い思い出です。最後に収録をしてみんなで聴いたのはとても良かったです。

 

社会を動かす音楽の例として《We Are The World》を使った授業実践もあります。「音楽という教科の必要性を知る【音楽の授業いる?いらない?】」の動画で少し解説しています。

 

この《We Will Rock You》《We Are The World》洋楽を取り入れた授業はとても印象深いです。

 

 

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知的財産権(著作権)がテーマの音楽授業の例

知的財産権(著作権)の教育は私のライフワークで、はじめの公立学校またその次の国立学校でも内容はほとんど変えていません。もちろん時代と共に音楽のメディアの使い方や音楽の広がり方、また生徒の音楽聴取の環境の変化など。そういったことに合わせてリニューアルはしていきましたが、根幹は変えていません。

この知的財産権(著作権)教育は、すべての子どもがスタートラインが同じであるということ。また子どもたちがその情報を「必要だと感じている」「必要性を本人たちが感じている」というのがとても大きいです。

一見難しそうな内容・難しい話になりそうな授業ですけれども、どの子どもたちにも大切な内容をお話ししてきました。これはどの学年でもどの学校でも、とても大事な授業でした。

 

【音楽の新学習指導要領】音楽科で教える知的財産権の指導方法の実践例」の動画では、AKB48を題材として、知的財産権に関する授業をどのように実践していたかを紹介しました。

 

 

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まとめ:公立中学での音楽の授業実践例(創作・洋楽・知的財産権)

どの学校でももちろん同じ学習指導要領の下で授業を行っています。国立学校に異動してからは新しい学習指導要領や新しい教育を意識していましたけれども、授業の内容や目標・方法などは、どの学校でも、どの子ども達の下でも同じです。

私は公立から国立に行ったということもあって、公立で実践可能な研究をしなければいけないとずっと思っていました。1つひとつの授業、また行事にもたくさんの思い入れがあります。

 

記事の内容は動画と同じです。
動画「公立中学での音楽の授業実践例(創作・洋楽・知的財産権)」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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