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音楽教員が7月にすべきこと

音楽教育ch.(準備編)
音楽教育ch.(準備編)
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音楽教員歴10年の原口直です。

7月に入ると、いよいよ夏休みを前にして様々なことを準備したり考えたりする必要があります。今日は過去5年の私の手帳から7月にすべきことをまとめましたので話します。

 

 

 

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7月に音楽教員がすべきこと【音楽科編】

まずは調律。

調律を8月に行う場合は、日程調整を7月中にやらなければなりません。日程調整は体育館、音楽室の使用状況を見ながら、周りの人たちと連携を取って日程を決めていきます。

また、日程だけではなくお金のことも詰めていかないといけません。管理職の先生にお願いをしたり、事務の方にいつ・どのようなタイミングでお金を支払うのか…例えば、請求書をもらうとか、支払いの期限とか。こういったこともきちんと打ち合わせをしておかないといけません。

それから、通常だとNコン(NHK全国音楽学校コンクール)や吹奏楽コンクール。この予選が迫っています。
練習の日程だけでなく、当日の動き、保護者の皆さんや学校、用務員さんや管理職。これらの人へ気をまわしておくことが必要です。

 

裏のベテラン音楽教員ともいえる「楽器屋さん」に頼むことが多くなるかもしれません。

 

 

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7月に音楽教員がすべきこと【学校編】

行事

合唱コンクール、合唱祭が秋にある場合は7月、夏休み前に曲・指揮者・伴奏者を決める。これらを生徒が来なくなる前に決めなければいけません。場合によっては、指揮者や伴奏者のオーディションをする必要があります。基準を決めたり、音頭を取ったりするのは音楽科の役割です。

曲が決まったら、CDや楽譜を準備するのも音楽科の大事な仕事です。CDの作成や編集や音源を探す、楽譜も色々な出版社から出ている場合はどの出版社を選ぶのかを選ぶのも大事です。

 

文化祭や合唱コンクールを運営を担いながら、音楽教員は音楽の指導をしていかなければなりません。「音楽教員のための校内合唱コンクール・合唱祭・文化祭などの行事運営術」で、この多忙な時期を乗り切るコツを紹介しています。

 

芸術鑑賞教室

秋に控えている場合は、オファーも今のうちにしておきましょう。どのような目的で、誰を対象としているか、どのようなところにオファーを出すか。7月中に目星をつけておいた方がいいと思います。特に色々な先生からの意見を聞く場合には夏休み前にどのようなものを見たいか、呼んで欲しいかを他の先生方から聞いておくといいです。

私の場合、学校に音楽の団体を呼んだり、お笑いを呼んだり、色々な人たちに声をかけました。その手配は春から動き始めていますので、7月には日程や動きをきちんと決めておくことが大事です

 

教育実習生

合唱曲が決まったら、曲を伝えてあげる、これはなるべく早くやってあげるといいです。また、同じ曲、例えば《マイ バラード》を歌うとなっても出版社によって色々な楽譜があります。もちろん楽譜は1つであっても、例えば左ページから始まっているとか、何段の構成になっているとか、こういった細かいことは楽譜によって異なります。

生徒に配ったものと同じものを教育実習生にも持って欲しいですし、それで教材研究を進めて欲しいので、必ずどの曲でも同じものを教育実習生にファイルにして送信します。

 

学校の工事

意外と曲者です。学校の工事は期間が決められています。生徒が来ない期間しかありませんので、この夏休み期間に工事が入ることがとても多いです。教室のワックスがけや水道や電気などのライフラインの工事もこの期間に入ります。夏休み中に停電や断水になる期間があります。その日を避けて、練習や部活、出勤を決めなければいけません。

工事日程は管理職や事務から必ず早めに連絡が出ますので、ぬかりなくきちんと押さえて他の日程を組む必要があります。

 

 

7月に音楽教員がすべきこと【学年・学級編】

【学年のこと】行事

夏休み前、夏休み中におこなわれる行事の準備が必要です。例えば林間学校や登山を控えた場合、貴重品袋があるかホテルに確認したり、登山で靴を借りる場合キャンセル料がかかるのかという確認をするよう、過去の手帳には書いてありました。

そして、すべてを踏まえて保護者会をします。保護者へ日程や行き先、特に持ちものの確認は必須です。その準備が学年の仕事です。

音楽教員が6月に準備すべきこと」でお話しましたが登山の準備は大丈夫ですか?体力づくりと靴慣らしは重要です!

 

【学級のこと】所見

仕上げをしましょう。学期末に配る通知表に書く所見は6月に下書きが済んでいるはずです。きちんと仕上げたり、見直しをして、何度も見比べて仕上げていくのが7月です。

 

 

【学級のこと】進路指導

夏休み前に進路希望調査を取る必要があります。これを踏まえて、三者面談をします。三者面談も7月中にすべきことです。

進路希望調査は自分のクラスだけ気にしていればいいのではありません。毎年、進路希望調査が出たら音楽関係に進む生徒がいるかどうかを、学年・他の学年に確認する必要があります。音楽の進路を取る場合、少し特殊な動きが必要です。ですので、きちんとそれを音楽科が把握しておくのが大事ですし、その生徒に対して二者面談や家庭やピアノの先生を巻き込んだ三者、四者面談が必要な場合もあります。

自分のクラスだけではなく、学校全体に音楽高校、音楽系の高校に進みたい生徒がいるのか、きちんと把握しておきましょう。

 

【学級のこと】転出

転出があるのが7月です。9月から、例えば海外に行く場合は9月からの転校で転出の手続を1学期末にする必要があります。

自分のクラスの場合はもちろんそうですし、他のクラス・学年で転出をする場合は音楽の成績を〆る必要があるので、転出者がいるのか自分のクラスだけではなく、広く見ておく必要があります。

 

 

7月に音楽教員がすべきこと【その他編】

動静表

提出します。事務さんからある時期になるといただくと思いますが、どの日に出勤をする、出張をする、部活をする、休みを取るといったことを事前に書いて提出します。

その上で、学校によっては日直が決まったりします。動静表の提出は期限を守って、早めにしましょう。動静表の作り方については「夏休みの準備」という別の動画もご参照ください。

 

「休むことも大切」です。教員のワークライフバランスについてはこちらでお話しています。

 

健康診断

生徒のではありません。教員の健康診断です。教員の健康診断の前には問診票があって、「最近運動していますか」というとっても恐ろしい質問があります。

毎年毎年「改善の予定あり」とチェックを入れながら「…」でした。健康診断に備えて、心の準備も含めてしておきましょう。

 

教員は勤務時間が長いとかストレスが多いとかそういった報道がされる、とても大変な仕事と言われます。体調管理の仕方について「教員のための心と体の健康管理方法」でお話しています。

 

 

まとめ:音楽教員が7月にすべきこと

いよいよ来る夏休み。夏休みを充実した期間にするために、今から準備が必要です。

 

ブログ記事の内容は動画と同じです。
YouTubeチャンネル「一歩先ゆく音楽教育」の動画をご覧ください。

 

この記事を書いた人
原口直

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭。

東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導、進路指導、新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。Google認定教育者

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