8/12 初の単著「YouTubeで授業/学級経営やってみた!」が東洋館出版社より出版されます!

【教員のためのオンライン授業の基礎】文部科学大臣発表のオンライン授業に関する指針を読み解く

音楽教育ch.(スキルアップ編)
音楽教育ch.(スキルアップ編)
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

音楽教員歴10年の原口直です。

4月に入って、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するために、オンライン授業の活用方法について文部科学大臣から発言が出ました。

それらについてまとめた上で、音楽科教員としてどのように活用できるかという話をします。

 

 

スポンサーリンク

オンライン授業に関する文部科学大臣発表の指針

まず、文部科学大臣が発表したオンライン授業に関する方針をまとめておきます。

 

1.自宅でオンライン授業が受けられる ICT環境の早急な整備
2.遠隔授業における受信側の教師設置基準を見直し、教師不在でも正式な授業に参加しているものと認める
3.遠隔授業における「同時双方向」要件の撤廃
4.高校、大学における、遠隔授業の単位取得数の制限緩和
5.オンラインカリキュラムの充実

などが提案されています。

 

 

スポンサーリンク

オンライン授業の指針1:自宅でオンライン授業が受けられる ICT環境の早急な整備

自宅でオンラインの授業をできるように、通信環境や機材の整備をするということです。

すでにGIGAスクール構想といって、一人一台タブレット端末を配るという方針が去年出されたばかりです。それについて「早急な」が付きましたので、より早く学校内だけでなく学校外でもオンラインで授業ができる整備をするということです。

 

 

 

オンライン授業の指針2:遠隔授業における受信側の教師設置基準を見直し、教師不在でも正式な授業に参加しているものと認める

本来は遠隔授業の場合、遠隔授業を受ける側にも教師を設置するということが基準となっていたようですが、それが教師不在でもいい。つまり、生徒が一人で受信している状態でも授業とみなすということになります。

自宅でオンライン授業をする場合などにはこの要件は適していると思います。

 

 

オンライン授業の指針3:遠隔授業における「同時双方向」要件の撤廃

「同時双方向」というのは情報を発信する側と情報を受ける側、これがオンライン上でやりとりできなければいけないというのが双方向です。

後ほど紹介しますが、オンライン授業の方法として「一方通行」と「双方向」の2つがあると思います。この「一方通行」でも認められるというのが、この「同時双方向」要件の撤廃だと思います。

 

 

 

オンライン授業の指針4:高校、大学における、遠隔授業の単位取得数の制限緩和

これまでも遠隔授業での単位取得はできたようですが、制限が緩和されたことでよりオンライン授業でも授業を受けたことになるということです。

 

 

オンライン授業の指針5:オンラインカリキュラムの充実

今までは特に小中学校ではあまり考えてこられなかったオンラインカリキュラムについてですが、これを充実させようということですので、すでに休校が長く決まっている学校やオンラインを取り入れて授業をしていこうという方針を取っている学校では、オンラインカリキュラムをどのように組むのか各学校、各教科で求められています。

 

ここからは、音楽の授業においてオンライン授業がどのようにできるか話をしていきます。

 

具体的なオンライン授業の作り方については、動画「音楽のオンライン授業の作り方『私ならこうする』」の中で解説しています。

 

音楽におけるオンライン授業。「音楽でオンライン授業なんて、できるの?」と思いますが、実際、音楽は実技授業ですのでオンラインで授業をするというのは難しいです。しかし、このご時世ですのでせっかくですから、色々考えたり模索したりする機会にしてみましょう。

 

オンラインで授業するには、まず考え方として

①一方通行
②双方向

があると思います。

 

①一方通行のオンライン授業

教員から生徒への一方通行。

このYouTubeのように、語りかける、話をする、それを児童生徒が視聴するという形です。

有効なのは、こういったYouTubeのチャンネルです。YouTubeは教員が一方的に話しかけているだけですので、ダイレクトに児童生徒の反応を聞くことはできません。しかし、「コメント欄」があります。コメントをもらうことで、タイムリーではありませんが、児童生徒からコメントをもらうこともできます。

 

②双方向のオンライン授業

オンラインのミーティングツールを使った授業が考えられます。

例えば、YouTube。同じYouTubeでも一方通行だけではなく、双方向で使えるYouTubeライブというのがあります。YouTubeライブでは、タイムリーにコメントをやり取りすることができますし、コメントに対して教員がすぐに反応したり、質問に答えたりということができます。YouTubeライブを使ってみるのも有効です。

それから今注目されているZoomというオンラインミーティングツールがあります。危険性も同時に報道されていますので、取り扱いには十分に気を付けてどの程度使っていいのか、信用していいのか必ず調べてから使うようにしてください。

 

 

Zoomは1つの画面がマス目のようになっているところに、教員や児童一人ひとりの顔が映って、反応したり、一緒にしゃべったりすることができます。反応するのには、Goodや拍手ボタンといった反応の仕方もあります。また、しゃべることもできますが、若干タイムラグがありますので、誰か1人がしゃべっているところに一斉にしゃべったり、一緒に歌を歌うというのは難しいです。それぞれの特徴を知って、使い分けるのもいいと思います。

これらを使うのには著作権について気を付けたり、保護者の方の許可を得たり、機材はもちろん、オンラインの通信費もかかります。そういったことに教員側がきちんと気を付けてあげてください。

 

オンライン授業に関する質問など募集します

このオンライン授業については、皆さんが知りたいこと、質問したいこと、やってみたいこと。これらを募集しています。

 

どのように使ったらいいのか、使いたいけどこういうことが怖い、これは著作権に違反しているのだろうかなど、音楽特有の質問があると思いますので、この動画のコメント欄や問い合わせフォームからメールをいただければうれしいです。その際は匿名でも構いません。一緒に考えてみましょう。

特に私は著作権については、色々な知識や経験も多少はありますので、これについて答えられると思います。

 

 

まとめ:【教員のためのオンライン授業の基礎】文部科学大臣発表のオンライン授業に関する指針を読み解く

今日はオンライン授業について話しました。

これはまだまだ模索中の段階です。いつか実現したらいいなと考えていたオンライン授業が、このような形で注目されるとは思っていませんでしたが、これをチャンスととらえて皆さんでオンライン授業について考えたり深めたりしていきましょう。

 

 

ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「【教員のためのオンライン授業の基礎】文部科学大臣発表のオンライン授業に関する指針を読み解く」も是非ご覧ください。

この記事を書いた人
原口直

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭。

東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導、進路指導、新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。Google認定教育者

原口直をフォローする
スポンサーリンク
原口直をフォローする
原口直の一歩先ゆく音楽教育

コメント

タイトルとURLをコピーしました